2016年09月05日

泣いている妹

妹が小さかった頃の話。

良くある話だ。でも死ぬ程怖かった。


妹が泣きながら俺を呼びに来た。

「戸棚の中に誰か居る…」

昼の2時。

妹に背中を押され、俺はゆっくり戸棚の戸を開けた。

中で妹が泣いていた。

「誰かが戸を押さえていて、出られなかったよぅ」

今、俺の背中を押しているのは…。
posted by 朱雀門の鬼 at 00:07 | 怖い話(短い話)