歪んだ愛情 長そでシャツ
2015年08月20日

歪んだ愛情 長そでシャツ

愛情が歪んだ形で出てしまうことがある。

ストーカー殺人などは、その目立つ例ではなかろうか。

そして、世の中には親の愛情が歪んだ形で出ていることもあるのだ・・・・


実話なので少しだけ変えてあるけど

小学校の時、転校してきた奴で、少し変わった奴がいた。

家はやや貧乏そうで、親父さんがいないみたいだった。

お袋さんは2,3回見たことがあるけど、優しそうな人で、そんなに不幸そうではなくて普通に明るい奴だった。

でも、変わってるのはそいつがどんな真夏でも絶対に長袖を着つづけていた事だった。

寒がりって訳ではなかった。

夏休み前とか、長袖シャツに半ズボンで学校に来てたし。

あと、プールの授業にも絶対出なかった。

なにか体にコンプレックスがあるのかな?ってようやく気付いて来た頃、クラスの悪ガキ達の間でそいつをよくからかう様になった。

その長袖シャツを剥ぎ取ろうと、みんなでからかったんだけど、ある日、そいつが無性に怒り出して暴れて、そいつの指が俺の目に入った。

俺は涙がボロボロッと出てきて、他の奴らはそれに感化されてカンシャクを起こして、数人で本気になってそいつの服を剥ぎ取った。

そうしたら、そいつの右腕にヘンな物が…

「うまれてきてくれてありがとう(ハートマーク)だいすきなわたしのあかちゃん○○くん(ハート)ままはとってもうれしいです(ハート)いいこにそだってね(ハート)○○ままより(ハート)」

と、すこし歪んだ「刺青」が施されていた。

お袋さんの「お手製」だったのかな。

そいつは、その後しばらくしてまた転校してしまった。

それから一回も会ってないけど、今はどこにいるんだろう?今そいつも俺と同い年の25歳か・・・
posted by 朱雀門の鬼 at 12:00 | 人間の怖い話